2000.11.9 創立20周年記念式典


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ご あ い さ つ

本日ここに、栃木県立宇都宮北高等学校・創立二十周年記念式典を開催するに当たり、栃木県、 宇都宮市御当局を始め、関係者各位に、多数ご出席を賜り、盛大に式典が挙行できますことは、 誠に有り難く、心より厚くお礼を申しあげる次第であります。  本校は1980年、私ども第1回生184名と諸先生方十数名にて、水田に囲まれたこの岩曽の 地に産声を上げました。当時、北側教室棟と格技場のみの学び舎の姿は、誰とも無く「陸の孤島」 と呼ぶようになったほど、寂しいものでした。実績も無く、上級生も存在しない、開校当時の学校 生活の中で、幾度も周辺の伝統ある学校を、うらやましく、思い、また、歴史を積み上げた、数十 年後の母校の姿へ、思いを巡らせたりもしました。当時、思い描いた姿に、近づいた母校を見るに あたり、感激も一入であります。  今、思い返しますと、創設期の私達は、不十分な環境ながら、固定概念の無い、無垢の地に、大 きな魅力を感じていた為、充実した高校生活を送れたのだと思います。在学中、この母校において、 多くの新しい事への挑戦の場を頂き、また、それを成し遂げる事を学び、成長させて頂いたと、感 謝しております。  在校生の皆さん。皆さんは本校の20周年の節目を、どのようにとらえているでしょうか。是非、 単なる「通過点」ではなく、新しい事への「起点」ととらえ、この与えられた踏切り台を有効活用 して頂きたいと思います。各自に残された高校生活の中で、今の本校や自分の姿に満足する事無く、 次のステージへのグレードアップを目指しましょう。そして、皆さんの力で、本校に新たな歴史を 刻もうではないですか。私達卒業生をも、驚かせるような、斬新な目標と、強い活力を生み出して 下さい。皆さんには、六千人に上る「北高ファン」が付いています。「高校生としての若さあふれ る情熱」をもって「北高・21世紀の開拓者」となって頂きたいと、希望いたします。  さて、一昨年より、記念事業・実行準備委員会を組織し、準備を重ねて参りましたが、その締め くくりとして、本日の式典を迎えました。開催に当たり、ご尽力下さいました校長先生を始め、諸 先生方、PTA、同窓会、関係者各位に厚くお礼を申しあげるとともに、この度、図らずも同窓会 長として、参画の機会を得て、実行委員長を務めさせて頂きました事は、卒業生として身に余る光 栄であります。心よりお礼申し上げます。  終わりに臨みまして、今、まさにわずか、50日後に迎えようとしている「21世紀」における、 限りない、広がりのある未来において、本校の益々のご発展と、同窓会並びに関係者各位の、ご繁 栄とご多幸を、祈念申しあげまして挨拶とさせて頂きます。 平成12年11月9日        創立二十周年記念事業 実行委員会    委員長 四十物 英晴